《水素製造・水素供給一体化ステーション技術要件》正式発表
2025-02-27

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Ally水素エネルギーが主導して起草した《水素製造・水素供給一体化ステーション技術要件》が、2025年1月に専門家審査会を通過し、2025年2月25日に中国標準化協会の承認プロセスを経て正式に発表されました!(T/CAS 1026-2025)

標準の主要内容

《水素製造・水素供給一体化ステーション技術要件》(T/CAS 1026-2025)は、中国標準化協会が認可した団体標準であり、中国における水素製造・水素供給一体化ステーションの建設および発展を規範化・推進することを目的としています。


本標準では、以下の技術要件を規定しています:

総合要件

立地選定および総合配置計画

プロセスシステム

自動制御システム

電力供給設備

建築、換気、暖房設備

防火・給排水設備

防雷・防静電対策

緊急管理

本標準は炭化水素水蒸気改質による水素製造プロセスを適用対象とし、水素製造能力が1日3トン以下の水素製造・供給一体化ステーションに適用されます。ただし、独立した水素製造ステーションには適用されません。

本標準は、編纂チームおよび業界専門家の意見を広く取り入れ、全国の実情調査および水素供給ステーションの建設発展状況を反映させました。そのため、本標準は現在の水素供給ステーションの発展段階に適した高い適用性、実務的な指針性、および技術革新性を備えています。

本標準の発表により、中国国内の水素供給ステーションの建設と発展に標準化の推進力が加わり、一体化型水素供給ステーションの規範化と発展が加速されることが期待されます。今後も、水素供給ステーションの標準化体系の構築をさらに深め、水素エネルギー産業の標準化ニーズに応えるべく取り組んでいきます。

標準策定の背景と意義

水素製造・供給一体化ステーションは、今後の水素供給ステーションの発展において重要な方向性となり、水素エネルギーの交通分野への広範な応用を支える技術基盤となります。本標準の発表は、中国における水素製造・供給一体化ステーションの建設に向けた標準化ガイドラインを提供するとともに、水素エネルギー産業の急速な発展に新たな原動力をもたらします。


豊富な経験と技術蓄積

Ally水素エネルギーは、水素製造・供給一体化ステーション分野において長年の経験を有し、多くの実績を積み重ねてきました。

2008年の北京オリンピック水素供給ステーションにおいて、スキッド型天然ガス改質水素製造装置を成功裏に建設し、業界の先駆けとなりました。

長年の技術革新を経て、現在は第四世代の水素製造・供給一体化ソリューションを提供しており、国内外の複数のプロジェクトにおいて成功を収めています。

例えば、中国・仏山南荘水素製造・供給一体化ステーションや、米国PP社の水素製造・供給一体化ステーションでは、Ally水素エネルギーが独自に開発したモジュール化統合型水素製造装置が採用され、技術革新とエンジニアリング実績におけるリーダーシップを発揮しました。


継続的な技術革新によるコスト削減と効率向上

Ally水素エネルギーのモジュール化統合設計により、水素製造・供給一体化ステーションの建設・運営効率が飛躍的に向上し、コスト削減にも大きく貢献しています。これにより、水素エネルギーインフラの大規模普及が可能になり、より持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。


今後も革新の精神を持ち続け、水素製造・供給一体化技術のさらなる進化を推進し、中国の水素エネルギー産業の高品質な発展を支援し、「カーボンニュートラル」目標の達成に貢献してまいります。

業界との協力による新たな未来の創造

今回の《水素製造・水素供給一体化ステーション技術要件》の発表は、中国の水素エネルギーインフラ建設が標準化・規範化の新たなステージに突入したことを示しています。

Ally水素エネルギーは、この標準の発表を契機に、業界のパートナーと協力しながら水素エネルギー産業の発展をさらに推進し、クリーンエネルギーの未来をともに創り上げてまいります。